英才教育を始めるタイミングや方法について解説しています。
かわいい子どもが生まれると、我が子にもちゃんと英才教育をし、将来活躍しやすいようにさせてあげたいと思いますよね。
でも実際のところ、英才教育をいつからどんな風にはじめればいいのかわからないママやパパも多いと思います。
早期に英才教育を始めたほうがいいのか、どうやったら効果があるのか悩んでいる人のために、英才教育の基本を紹介します。
こんなママやパパにおすすめ
- 我が子を将来受験や就職で有利にしたい
- 英才教育を始めるタイミングが知りたい
- 早期教育をはじめて学習能力を伸ばしてあげたい
英才教育とは
まずは英才教育とはそもそもどういう意味なのかを確認しておきましょう。
英才教育とはどういう教育を指しているのかというと、優秀な才能を持っている子どもに対して高度な学習機会を与えることにより、秘めている才能を引き出して成長させていく教育を指します。
わかりやすくいうならレベルの高い学習をさせてあげて、潜在能力を引き出すというやり方です。英語の能力なら高いレベルの英会話教室だったり、運動の能力だったらスポーツ教室に通ったりして興味を開花させたりといったことですね。
この子にはこんな才能があるのか!ということに親が気付いて、その才能を伸ばすために自ら教育したり、プロの家庭教師を雇ったりして成長させるのが典型的な方法です。
英才教育と才能教育の違い
才能教育という言葉もよく用いられていますが、英才教育と才能教育の違いについても解説します。
- 英才教育は知的活動を対象にする
- 才能教育は芸術やスポーツなどの感性や身体能力に関わるものを対象にする
と対象の違いが大きな違いになります。
- サッカーがうまいからプロサッカーのジュニアチームに入団させる
- イラストの才能がありそうだからプロのイラストレーターに家庭教師をしてもらう
- ダンスのセンスがあるから社交ダンスクラブに通わせる
これらのような教育は厳密にいえば才能教育です。
ただ、広い意味では英才教育は才能教育を含むものとして捉えられています。
英才教育はいつからはじめるべき?始めるタイミングやコツ
では、そんな英才教育は何歳ごろから始めるのが適切なのでしょうか?
0歳から始めようと思っているママも多いかもしれませんが、いつから始めるべきかを記載しています。
英才教育を始める目安は6歳から
一般的には、英才教育は6歳以上の子どもに対して行われるものとされています。
それよりも前の教育については、早期幼児教育として位置づけられており、早い場合には1歳未満から始められていることもあります。
早期教育の例としてこんなケースがあります。
- 小さな子供のうちから英語を聞かせておくと、英語が得意になる
- あるいは3歳までにピアノなどの楽器を学び始めると絶対音感を身につけられる
このような感性に訴えかけるやり方の教育は幼いうちの方が影響力が大きいことが多いため、早期才能教育としてよく行われています。
しかし、知的教育を行うためには子どもがある程度は成長している必要があります。
そして、優れた才能が垣間見られるようになってくるのは6歳前後のことが多く、この時期から英才教育を検討するのが通例です。
早期の才能教育をし興味や才能をみつつ、本格的に伸ばしていくのは6歳が目安ということになります。
最適なタイミングは意欲を確認して行うこと
ただ、6歳というのは目安で、英才教育を始めるのは絶対に6歳でないといけないとは限りません。
子どもが意欲的に取り組みたいと思っているかどうかが重要になります。
親が強制的に勉強させたり、習い事に行かせたりすると、反抗心の影響もあって嫌いになってしまうこともないわけではありません。
俗にいう「押し付け」となってしまうパターンです。
子どもが自分の方から興味関心を持つように、見守りつつ、自発的に学びたいという様子が見られたとき、そのときが英才教育を始めるのに適したタイミングです。
早期にこれだということが見つかれば、本格的にその能力を伸ばしてあげるのは6歳より前でも大丈夫です。
興味や得意なことをみつけてあげるコツ
では一度きりしかない人生の中で、小さなうちに子どもが興味を持つことを探してあげるにはどうしたらいいのでしょうか。
「たくさんの体験に触れる機会を増やしてあげる」ということはとても大切だそうです。
いろんなところに連れていってあげるのも手ですし、最近のようにコロナで外出が難しい場合は自宅でいろいろな体験をさせてあげるのも大事です。
幼児教材やオンライン英会話などの習い事は、そういった自宅での早期教育にピッタリの方法です。無料で資料がもらえたり体験ができたりするサービスも多いので、積極的に使ってみるべきでしょう。
英才教育の効果は?メリットとデメリット
英才教育にはメリットもある反面、デメリットもあるので気を付けなければなりません。
英才教育の効果を最大限発揮するのなら、メリットを生かしつつデメリットを問題にならないように配慮していくことが重要になります。
英才教育のメリット
英才教育のメリットについて、まず解説していきます。
メリットとしてまず挙げられるのは高い知的能力を急速に育むことができる可能性が高いことです。
まだ幼い時期は頭が柔らかくて発想力もあり、教えられたことも速やかに記憶して自分の力として吸収していくことができます。
ただ、成長段階にある子供には英才教育の刺激が強すぎてしまい、脳の発育に影響を与えるリスクがあります。学習に使う時間をうまくコントロールしてストレスにならないようにするのが大切です。
また、先に挙げたように無理やり子供に英才教育を押し付けてしまって、子供のやる気がなくなってしまうリスクもあります。
勉強嫌いの子供に育ってしまわないように、自分からやりたいと言わせて勉強できる環境を与えてあげるのが効果的な対策でしょう。
これによって無理強いされているという感覚を持たず、学習に対して前向きな気持ちを持つようになります。
やり方次第では勉強好きに育てられるメリットがあり、その後も自ら学んで自分の力を伸ばしていってくれるようになるでしょう。
英才教育のデメリット
英才教育は、気持ちの浮き沈みや興味関心の昂ぶりがあまり起こらない子どもを育ててしまうリスクもあります。
これも教育の仕方に問題があったときに生じ得るデメリットで、ひたすら勉強することを押し付けられてしまった子供に多い傾向です。
できて当たり前と思い込んでいて興味関心をあまり持たなくなったり、解決方法だけはわかるけれどそうなる理由がわからなくなったりするようになる場合があります。
次にやることを親に示される形で英才教育を受け続けていると、自分でこれから何をすべきかを考えられない子供に育つこともあるでしょう。
こうならないためには子供に考えさせる教育をしていくことが最も大切だそうです。
英才教育に失敗するケース
これまで述べてきたように英才教育はやり方によってはデメリットばかり大きくなってしまって失敗するリスクがあります。
多くの失敗した場合に共通しているのは、英才教育を始めてまだ間もない頃に子供がやりがいを持って取り組める以上の課題を与えてきてしまったことでした。
勉強するのはつらい、苦しいと思うようになってしまうと効果が上がらず、しまいには投げ出してしまうようになるでしょう。
また、勉強を通して子供が達成感を得られる機会がないのも失敗につながっています。
自分の力で達成できたという実感があって喜びを感じ、多少の苦労にも立ち向かえるストレス耐性が育まれていきます。
より大きな達成感を得たいと思って努力する力も生まれるので良い循環ができるのです。達成感がないと意欲を失ってしまい、ストレスを抱えて勉強嫌いになってしまうでしょう。
英才教育の方法!どうやって行うべき?
早期教育の場合には運動遊びやリトミックなどがよく用いられていますが、英才教育の場合には知的教育なので少し内容が異なります。
子供英会話に通わせたり、子供向けのオンラインレッスンで英語やその他の外国語を学んだりするのが典型例です。
0歳から英才教育を始めるかたもいれば、定例どおり6歳ごろから始める方もいます。
算数ではそろばんを学んだり、一般的なドリルで簡単な足し算や引き算、鶴亀算などを勉強したりする方法があります。
迷路ゲームやジグソーパズルも広い意味では思考力や記憶力を鍛える方法として優れています。
ゲーム感覚で学べるようにすることで子供も取り組みやすくなるので、特に幼いうちから始める場合には魅力的な選択肢です。
また知育教材もオススメです。教育のプロが考えた知育教材は幼児の教育には適しているでしょう。
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英才教育のまとめ
英才教育についてまとめると、以下のようにまとめられます。
いつから始めるべきか→目安は6歳ですが、興味をもったタイミングで早めにはじめてもOK
英才教育と早期教育→早期教育は才能を育てる目的、英才教育は能力を引き出す目的と近いが少し違う
どうやって行う?→英会話教室・習い事・幼児教材など
子どもの自主性を高められる興味のあることを見つけ、その能力を重点的に伸ばしてあげるといいそうです。
興味のあるママは積極的に取り組んでみましょう!