1歳ってみんな何をして遊んでるの?と気になるママやパパに、みんながしている1歳でもできるオススメの室内・外遊びを紹介しています。
遊びは楽しいだけでなく子どもの心や身体の成長に欠かせないものですが、その年齢や時期に応じて適する遊びも変わってきます。
この記事では、1歳の子どもの成長や発達にピッタリの遊びを、室内遊び外遊びに分けて紹介します。
こんなママやパパにおすすめ
- 1歳の子供の遊び方がわからない
- 1歳の遊びのネタがなくて困っている
- 1歳ならではの遊びを知りたい
1歳のお子さま向けの記事
1歳児にはどんな遊びがいいの?
1歳でできる遊びってどんな遊びがいいのかなとい悩んでいるママたちも多いと思いますが、まずは1歳の遊びについていろいろ調べてみました。
エリクソンの発達課題から考える
みなさまはエリクソンの発達課題をご存知でしょうか。
1900年代の児童心理学者であるエリクソン博士は、その年齢ごとに身に着けるべき能力や社会性を定義しました。
子どもが年齢ごとの発達課題を達成することが求められているだけでなく、親などの保護者も発達課題を達成するための環境を整えたり、発達課題を達成するための機会を与えることが求められているのです。
生活や遊びの中で社会性を獲得したりする機会を設けることは、親や保育者など、子供に関わる大人に課せられた課題と言えるでしょう。
では、1歳の子供、赤ちゃんはどのような能力を獲得することが望まれるのでしょうか。
愛着の形成と自主性を育てる遊びがいい
1歳は丁度乳児期といわれる期間と幼児期といわれる期間の境目にあたります。
幼児期であれば保護者に対する愛着の獲得を目指すべきと言われており、保護者に助けを求めるなど信頼関係を築くことが望まれてます。
何か困っているときには周囲の大人が助けてくれるという安心感が乳児期に獲得する社会性なのだと言えるでしょう。
幼児期では自分自身の意欲を自覚し、それを表現することが習得されるべきだとされています。自主性ともとれるこの能力は、大人が何でも面倒を見てあげると育ってはいきません。
つまり、1歳の発達課題にピッタリの遊び方は愛着の形成と自主性の確立を目的とした遊びです。
他の子供たちと遊ばせることも経験としては大きく1歳を成長させますが、信頼のおける大人のもとで自分のしたいことをしたいように表現させ、それを伝える技術を身に着ける方が重要だと言えます。
手助けをそれほどマメに行わず、自分自身で色々と挑戦していく様子を見守り、時々声をかける程度にするという一人遊びを支援するスタイルが1歳の発達課題にはピッタリの遊び方だと言えるでしょう。
1歳には遊びの中でたくさんの刺激を与えるのがいいこと
1歳は保護者の存在が一番大きかった彼らの世界に、自我が芽生えて「あれがしたい」「あれはなんだろう」といった意欲や興味が湧く、外の刺激をいっぱいに受け入れるべき期間だと言えます。
では、1歳の子どもと適切な距離感を保って、彼らの自主性を育みながら出来る遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。
次からは、室内と室外で出来る1歳の子どもにピッタリの遊びを提案します。子どもの気分や天気などを鑑みて、どのような遊びをしていくべきか考えてみましょう。
1歳にオススメの室内遊び
まずは室内の遊びから紹介していきます!
雨や雪の日・またコロナに伴い外に出なくてもできる遊びは重宝します。
お絵描き遊び
家で自由にものを作る遊びはこの時期の子どもにはピッタリだと言えます。この時期には丸を綺麗に描ける必要もありませんし、乱雑な線ばかりになってもおかしくはありません。
気ままに描いているように見えて、実は何か描きたいものがあってクレヨンを走らせているのかもしれないので、「これなあに?」などの言葉をかけてあげると、何か意図してクレヨンを握っていることがわかるでしょう。
この時期の子どもは紙にしか描いてはいけない、ということが分からないため、壁などについてもいい落としやすいクレヨンを使わせるといいでしょう。
ボール遊び
この時期は身体もどんどん大きくなって、動きが活発になるためボール遊びなどの身体を動かす遊びはピッタリだと言えるでしょう。
キャッチボールのような広い空間でしっかりボールを投げ合うことはこの時期には出来ないので、柔らかいスポンジやゴムのボールを転がすなどの方法でボールを使うのに慣れていくことも大切です。
写真のようなオーボールなどは怪我の心配もなく、すごくオススメです。
ボールというひとつのものにしっかり興味を持って遊ぶ、ということも大切ですし、愛着ある大人が「ボールちょうだい」というアクションをしたときに、それを汲み取れる力も1歳のうちに育んでおきたい社会性です。
ボール遊びは広いスペースを要さないので、家でも外でも楽しめます。
積み木やパズル遊び
ひとりで黙々と遊ぶことの出来る積み木やパズルは、1歳の気の向くままに遊ぼうとする性質にピッタリの遊びです。
積み木を積み上げる、そしてそれを触ると崩れる、という基本的な動きを保護者が見せれば、1歳児はそれをマネして遊びだすでしょう。
自主性だけでなく立体を把握する能力も育める遊びなので、時々「積み木ちょうだい」などの意図を汲み取らせようとする動きを組み合わせて、社会性も同時に伸ばすことも出来ます。
家だけでなく多くの児童館などでも導入されている、子供に大人気の遊びのひとつなのです。知育玩具としても人気があります。
1歳にオススメの外遊び
次に、1歳のオススメ外遊びを紹介します!
外遊びは日差しが強かったり事故の危険性があるので、パパやママの考え方次第では敬遠されがちです。
しかし、1歳という多感な時期では屋内や児童館など、決められた安全な場所でのみ遊ぶというのでは勿体ないのです。
砂場で遊んだら手が汚れる、転んだらすりむいて痛い、という事実を少しずつ学び始める時期でもありますので、保護者によって安全を確保し清潔に遊べるのであれば、外遊びは可能な限り挑戦したほうがいいでしょう。
また、太陽に当たることで骨が強くなるなど健康上のメリットもあるので、健康や成長のため晴れた日のピクニックなどから外遊びを始めてはいかがでしょうか。
砂場遊び
外遊びの定番は砂場での遊びです。
自由にスコップで砂を掘ったり、盛り上げたりして遊べる砂は、意欲が芽生えて「あれがしたい」「これがしたい」という挑戦したがる1歳児にピッタリの遊びだと言えます。
掘り返したり水を流したりと自由に遊ぶ子どもを見守り、時々「これはなに?」「上手に出来たね」などの声掛けをしてあげることによって、保護者への愛着が育つことにも繋がります。
ただ汚れるという欠点はあるので、砂場を利用した後は、子どもが口に指を入れる前に手洗いと手指消毒を念入りに行いましょう。
洋服も汚れてもいいものにしましょう!
追いかけっこ
遊びのルールを理解して遊ぶ、という基本的な能力を育むには追いかけっこは非常に有用だと言えます。
子供が歩み寄ってきたら逃げ、わざと捕まり、今度は追いかける側に回る、という単純な遊びを通してルールを理解し、愛着のあるママやパパとの距離感を1歳児は学ぶことになるのです。
この追いかけっこの注意点は、広いスペースが必要で狭い家の中や車の往来があるところでは出来ないという点です。
しっかりと安全を確保して、子供と走り回ってみてはいかがでしょうか。
外だけではなくて、室内遊びの一つとしてもできます!
お散歩
遊びというほどではないですが、外遊びの一つとして1歳のお子さまにはお散歩もオススメです。
散歩には運動の効果はもちろん、リラックスできる効果もあり気分転換にいいです。
夜なかなか寝れない子も寝れるようになる可能性も高まります。
遊びは自主性を育てることやコミュニケーション力を育てるのに役立つ
1歳は乳児期の保護者にべったり愛着を持って接する段階から、自主的に様々な興味や取り組みに心が移っていく時期です。
そんな1歳の自主性や保護者との双方向性のコミュニケーションを育くむことを目標に、いろんな遊びをしてあげましょう。