子供が生まれてからというものの、夫婦喧嘩が多くて悩んでいませんか?
最近は在宅ワークが増えたりして、パパとママが一緒にいる時間が増えていますよね。お互いのちょっとした行動が目につくようになって、ついつい喧嘩が増えてしまっている家庭も多いのではないでしょうか。

こんな風に、自分のイライラを抑えられなくて、後からものすごい自己嫌悪に陥ってしまう気持ち、本当によく分かります。実は我が家でも、子供が生まれてからのすれ違いで、子供の前なのに冷え切った空気になってしまった時期がよくありました。
本音をぶつけ合うことで分かり合える部分もあるかもしれませんが、子育て家庭の場合は話が別です。子供の前で喧嘩を見せてしまうのは、子供のこれからの成長に想像以上の悪影響をあたえることがあるので本当に注意が必要なんです。
「このままじゃ絶対に良くない!」と思って我が家でも色々と調べてみたのですが、子供の前で激しい夫婦喧嘩を見せることは、法律でも「面前DV(子供への心理的虐待)」って呼ばれるくらい重大なことだと知って、本当にハッとさせられました。
そこで今回は、私たちと同じように悩んでいるパパやママに向けて、我が家が調べて分かった「夫婦喧嘩が子供に与える本当の影響」や、どうして喧嘩が起きちゃうのか、指示された「子供の前での喧嘩をゼロにするために、我が家で実践して効果があった対策とアフターケア」を分かりやすくまとめました。
調べてみて分かった、夫婦喧嘩が子供に与える4つの影響
夫婦喧嘩をなくすためには、まず「子供にとってどれくらいショックなことなのか」をちゃんと知るのが第一歩でした。
色々な本やデータを調べてみて痛感したのは、子供の前で夫婦喧嘩をすることのメリットは、本当に何一つないということです。これをまずは夫婦でしっかりと心に刻むことが何より大切です。
具体的に、子供の心と体にどんな影響が出てしまうのか、調べて分かった4つのポイントをお伝えします。
1. 強い恐怖心を感じて、まわりの顔色をうかがう性格になる
大好きなパパとママが目の前で言い争っている姿は、子供の心にものすごい恐怖心として残ってしまいます。
子供にとって、パパとママは世界そのもので、自分を守ってくれる一番安心できる場所です。その二人が怒鳴り合っていたり、冷たい表情で無視し合っていたりするだけで、子供は心が張り裂けそうなほど怖くなってしまいます。
言い合いが終わった後も、ろくに会話もしないでギスギスしているパパとママを見るのは、子供にとってただただ辛い時間ですよね。
その怖さはパパたちが思っている以上に長引きます。何度も同じような喧嘩をくり返していると、子供はいつも「パパとママ, 怒ってないかな…」と、常に周囲の顔色をうかがうビクビク怯えた性格になってしまうこともあります。
2. 「自分のせいで喧嘩してるんだ」と自分を責めてしまう
子供は親の喧嘩を見ると、恐怖を感じるのと同時に、「自分が悪い子だから、パパとママが喧嘩しちゃったんだ」と自分を責めてしまう傾向があります。
たとえ喧嘩の理由が、子供とは全く関係のないお金の話や仕事のストレス、些細な家事の押し付け合いだったとしても、小さな子供の頭の中では「自分が原因なんだ」と結びついてしまうんです。
これが日常茶飯事になってしまうと、「自分はみんなを嫌な気持ちにさせるダメな子んだ」と思い込むようになって、自分に自信が持てない子(自己肯定感が低い子)になってしまいます。
今この記事を読んでいるパパやママも、昔自分の親が喧嘩していた記憶が今でもハッキリ残っている、という方は多いのではないでしょうか。
日常的に喧嘩を見せることは、子供の心に深い傷跡を残して、大人になってからの性格にもずっと影を落としてしまうんです。
3. 強いストレスのせいで、脳の発育やお腹の痛みに繋がることも
夫婦喧嘩をいつも見ていることは、子供にとって毎日ものすごいストレスがかかり続けている状態です。
専門的な研究データを調べてみて本当にびっくりしたのですが、激しい夫婦喧嘩をずっと見て育った子供は、脳の感情をコントロールする部分や、目からの情報を処理する部分の発育にブレーキがかかってしまう(変形や萎縮をしてしまう)という報告もあるそうです。
それによって、子供の心や体に以下のような具体的なサインが出てしまうことがあります。
- 体のサイン:原因がよく分からない頭痛、お腹の痛み、おねしょ(夜尿症)
- 心や行動のサイン:急にイライラして怒りっぽくなる、落ち着きがなくなる、幼稚園や学校に行きたがらなくなる
- お友達とのサイン:お友達とうまくおしゃべりできなくなる、お友達に対して乱暴になってしまう
夫婦喧嘩をくり返すことは、子供に大きなトラウマをあたえて、心と体の健やかな成長を邪魔してしまうのだと分かりました。
4. 大人になってからの人間関係や結婚にネガティブになる
小さな頃に家庭の中でいつもピリピリした空気を感じて育つと、大人になってから周りの人と深い関係を築くのが苦手になってしまうケースが多いそうです。
「人は信じても、結局は傷つけ合うものなんだ」という思い込みが心に染みついてしまうため、友達を信じるのが怖くなったり、恋愛や結婚に対して「家庭ってしんどい場所だからしたくない」と強いネガティブイメージを持つようになってしまいます。
【知っておきたい】子供の前での喧嘩は「面前DV」になります
子供の前で激しい暴言を浴びせたり言い合ったりする行為は、法律でも「面前DV」として、立派な子供への「心理的虐待」にあたると決められています。手をあげていなくても、言葉の暴力だけで子供の心を深く傷つけているという事実を知って、我が家も本当にハッとさせられました。
【一覧表】夫婦喧嘩が子供にあたえる年齢別の影響まとめ
子供の年齢(成長のステップ)によって、夫婦喧嘩のショックがどうやって表に出てくるかは変わってきます。それぞれの時期に注意したいポイントを分かりやすく表にまとめました。
| 子供の年齢 | 表に出やすい子供のサイン |
|---|---|
| 赤ちゃん・乳幼児(0〜2歳) | 言葉の意味はまだ分からなくても、怒鳴り声や部屋の嫌な雰囲気を敏感に察知して、激しく泣く、夜泣きが増える、成長がゆっくりになるなどの影響が出ることがあります。 |
| 幼児期(3〜6歳) | 「自分が悪い子だからパパたちが喧嘩してる」と思い込みやすい時期。赤ちゃん返り、爪噛み、おねしょ、お友達に対して意地悪や攻撃的になってしまう。 |
| 小学生以上(学童期) | パパとママの顔色をいつもビクビク気にするようになります。原因不明の頭痛や腹痛、学校に行きたがらない、勉強に集中できない、自分に自信が持てなくなる。 |
どうして子供が生まれると夫婦喧嘩は起きやすくなるの?
そもそも、あれほど仲が良かった二人なのに、どうして子供が生まれた途端に喧嘩が増えちゃうんでしょうか。我が家の経験からも振り返ってみると、やっぱり原因はお互いに心も体も余裕がなくなることと、ゆっくり話す時間が足りないことに尽きると思います。
家事のやり方や、子育てに対する考え方のちょっとしたズレなど、本来ならゆっくり話し合って解決するべきことが、毎日の育児に追われることでその時間がとれなくなってしまい、不満だけがどんどん溜まって爆発しちゃうんですよね。
それに、子供は本当に可愛いですが、その分子育てって24時間体制で本当にハードです。しかも「親になったんだから、ちゃんとやらなきゃ!」というプレッシャーから、お互いに肩に力が入りすぎてしまいます。だから、子供が生まれると、夫婦2人だけのときよりもストレスが圧倒的に溜まりやすい環境になるのは当然のことなんです。
特にお互いが働いている共働き家庭だと、毎日の忙しさから夫婦の会話が「お迎えよろしく」「ご飯どうする?」といった事務連絡だけになりがちです。気づいたときには心のすれ違いが大きくなっていて、些細な一言で大喧嘩になってしまいます。
子供の前で喧嘩をしないために我が家が実践した5つの方法
ここからは、子供の前で夫婦喧嘩をパタッと止めるために、我が家が実際にやってみて本当に効果があった対策をまとめました。
大切な子供を悲しませないために、ただひたすら我慢を重ねるのではなく、「喧嘩を大きくしないための夫婦のルール」を作っておくことが一番の近道でした。
1. 毎日の「ちょっとした会話」を意識して増やす
喧嘩の一番の引き金は、コミュニケーション不足です。日頃から子供の様子や家事のシェアについては、「私は今こう思ってるよ」とパパとママの間でこまめに話しておくようにしましょう。
お互いが同じ気持ちや予定をシェアできていれば、「なんで分かってくれないの?」というすれ違い喧嘩はびっくりするほど少なくなります。
たとえば、子供が寝た後に10分だけでもお茶を飲んで今日あったことを話したり、週末の予定を一緒に確認したり、意図的に「ふたりで話す時間」を作るのがおすすめです。疲れていても、お互いに「今日もお疲れ様、ありがとう」と声をかけ合える関係を大切にしたいですね。
2. カチンときても、まずは相手の話を最後まで聞く
意見がぶつかると、ついつい「自分の言い分」ばかりを相手に分からせようと必死になってしまいがちです。でもそこをグッとこらえて、まずは相手が何を言いたいのか最後まで聞くように意識しました。
イライラの原因はその時々で違います。育児の疲れだったり、自分の時間が全くないストレスだったり、些細な言い方の問題だったり。
自分が100%正しいとは限らないので、相手に何か言われてカチンときても、まずは大きく深呼吸。そして、「相手は今、何に困ってイライラしてるのかな?」と冷静に考えてみるようにします。
「よく聞いてみたら、相手の言い分の方が正しかったな」「ただ疲れて八つ当たりしちゃっただけだったな」と気づくことも多いので、お互いにヒートアップする前に話を聴く姿勢を持ってみてください。これだけで、子供の前での大喧嘩はかなり防げます。
3. パートナーがしてくれたことに「言葉」で感謝を伝える
毎日一緒に生活していると、やってもらって当たり前になってしまいがちですが、お互いの立場を思いやって「ありがとう」を言うことを忘れないようにしたいですね。
たとえばパパだけが外で働いてママが専業主婦の場合、パパはつい「俺が稼いできてるんだ」と偉そうな気持ちになりがちです。でも、毎日安心して外で働けているのは誰のおかげでしょうか。
おうちを綺麗にして、子供の面倒を一日中みて、ご飯を用意してくれているママの支えがあるからこそ、仕事に集中できているんですよね。
逆にママの立場から見ても同じです。家族のために毎日プレッシャーと戦いながら働いてくれているパパへの感謝は忘れたくないものです。
お互いの大変さを認めて、尊重しあって「いつもありがとう」を口にするだけで、家の中のピリピリした空気は絶対に減っていくと思います。
4. パパ側は「産後のママの体と心の変化」をちゃんと知る
特にパパに知っておいてほしいのが、PMS(月経前症候群)や産後クライシスといった、女性特有の体と心のバイオリズムについてです。
女性は出産すると、体の中のホルモンバランスが信じられないくらい激しく変化します。本人の意思とは関係なく、心がすごく不安定になってしまうんです。ここに寝不足や育児のプレッシャーが重なることで、普段なら許せるような小さなことでも、感情が抑えられなくなってしまいます。
そのため、パパのちょっとした行動に対して、急にママが怒り出してしまうこともあります。これはママの性格が怒りっぽくなったわけではなく、体の仕組みのせいで心がSOSを出している状態です。
特にお子さんがまだ小さいうちは、パパは一歩引いて、「今はママを全力で支えてあげる時期なんだ」という優しい気持ちで接してあげるようにしてください。
5. 「子供の前では絶対に喧嘩しない」という鉄のルールを決める
どんなにイライラしても、子供の前では絶対に言い争いをしないということは、夫婦の間で「絶対に破らない約束」として決めておきましょう。
どうしても不満をぶつけ合いたいとき、話し合いたいことがあるなら、以下のようなタイミングに限定します。
- 子供が保育園や幼稚園、学校に行っている間
- 子供が別の部屋で完全に寝静まった後
- お互いにLINEなどの文章で、冷静に気持ちを伝える
突発的に怒りがわいてきても、子供の前では親としての理性を保って、感情をコントロールするべきです。我が家でも「子供が見ているから、この話はあとでね」という無言の合図を決めてから、子供の前での衝突がグッと減りました。
【我が家の体験談】もし子供の前で喧嘩しちゃったときのアフターケア
どんなに気をつけていても、お互いに心の余裕がなくて、つい子供の前で言い合いをしてしまうことってありますよね。我が家でもやってしまったことがあります。大切なのは、「喧嘩をしちゃった後に、どうやって子供をフォローするか」です。子供の心にトゲを残さないために、我が家で必ず実践しているケアをシェアします。
- 「あなたのせいじゃないよ」と言葉ではっきり伝える子供は静かに「自分が悪いのかな」と自分を責めています。「パパとママが大きな声出しちゃったのは、君のせいじゃ全くないからね」と、その誤解を真っ先に解いてあげてください。
- 子供の目の前で、ちゃんと「仲直りした姿」を見せる喧嘩が終わったところをしっかり見せることで、子供は「もうパパとママは大丈夫んだ」と心から安心できます。お互いに笑顔でおしゃべりしている姿や、「さっきはごめんね」と謝り合っている姿をあえて子供に見せてあげてください。
- ぎゅっと抱きしめて安心させてあげる(スキンシップ)「怖い思いをさせてごめんね。パパもママも、あなたのことが世界で一番大好きだよ」と言いながら、力いっぱい抱きしめてあげてください。肌のぬくもりで子供の不安はスーッと消えていきます。
やってしまったと気づいたその瞬間に、パパとママのプライドなんて捨てて二人で全力で子供のフォローに回ることが、子供の心を守るために本当に大切だと実感しています。
子供のことを考えて、上手にイライラをコントロールしよう
夫婦喧嘩が子供にあたえる本当の影響や、喧嘩が増えちゃう理由、そして喧嘩を防ぐための対策とアフターケアについて、我が家が色々と調べて実践してきたことをお伝えさせていただきました。
もちろん家庭によって環境は違いますし、これらを試したからといって、明日からすべての夫婦喧嘩が綺麗さっぱりなくなるわけではないかもしれません。
ですが、パパとママで意識をあわせて取り組めば、今までよりも絶対に喧嘩の回数は減っていくと思います。何よりも「大好きな我が子の笑顔と未来を守りたい」と考えれば、お互いに感情をグッと抑えることは難しくないはずです。
パートナーをちゃんと思いやりつつ、上手に感情をコントロールして、対話でお互いのズレを直していくことが、子供に喧嘩の悪影響をあたえない「笑顔いっぱいの円満家庭」への一番の近道です。まずは今日できる小さな一歩から、パパとママで一緒に取り組んでみませんか。