赤ちゃんの夜泣きへの対処法や、夜泣きの原因・時期などの知識を紹介しています。
この記事で書いていること
- 夜泣きが始まる時期や終わる時期
- 赤ちゃんの夜泣きの原因
- すぐ実践できる7つの夜泣き対処法
夜泣きは辛いとは聞いていても、実際に体験してみると「こんなに辛いとは思わなかった」という感想をもつ方はとても多いです。
夜泣きが始まると、ママやパパはストレスによりイライラしたり睡眠不足になったりしてしまいます。
想像よりひどい夜泣きへの対処法がわからず、毎日心が折れそうになっている方もたくさんいるのではないでしょうか。
ピタッと夜泣きを完全に止めることは難しいですが、上手に対策すれば夜泣きの回数を減らし、ストレスも緩和することができます。
こんな方におすすめ
- 新生児や赤ちゃんの夜泣きが毎晩つらい
- 夜泣きの原因や対処方法が知りたい
- 夜泣きのストレスや睡眠不足を解消したい
赤ちゃんが夜泣きする時期
赤ちゃんの夜泣きがいつ始まって、いつごろになると終わるのかの目安をみていきましょう。
赤ちゃんの夜泣きが始まる時期
赤ちゃんの夜泣きはいつから始まるかというと、一般的には生後数か月~半年ごろから始まるケースが多いです。
夜泣きの始まる時期や夜泣きの程度には個人差があり、新生児・生後数ヶ月から始まる赤ちゃんもいれば、1歳になってから始まるお子さまもいます。
また、赤ちゃんによってはほとんど夜泣きをしないケースもあります。
ただ安心してほしいのは、おおよそ8割の赤ちゃんが夜泣きを経験するので泣くのは普通です。
育児には夜泣きはつきものと考え、悩みすぎないようにするのが大切ですね。
たとえば夜泣きが早い時期にはじまったりしても、どこか体に病気異常があるわけではないので安心してください。
夜泣きが終わる時期
夜泣きがエンドレスに続くのか悩むママもいますが、ほとんどの場合は1歳半~2歳までの間に夜泣きは終わります。
とくに1人目の場合はいつか夜泣きしなくなるということが嘘のように聞こえ、ママは特に落ち込みやすいです。
ちゃんと夜泣きは絶対自然になくなっていくので、いつか終わるものと考えて落ち込まないようにしましょう。
赤ちゃんの夜泣きの原因は?よくある4つの原因
赤ちゃんが夜泣きする正式な原因は、実は専門家でも明確にはわかっていません。
ただ夜泣きには赤ちゃんの体や精神の状態が大きく関連しているといわれています。
赤ちゃんは何かが足りていないから、ママやパパに助けてほしくて泣き続けているということを頭においておきましょう。
夜泣きの原因として考えられていることを4つご紹介します。
原因①母乳・ミルクが足りていない
寝る前に飲んだ母乳の量が足りておらず、おっぱいが飲みたくて泣いているというケースは多いです。母乳ではなく粉ミルクの場合も同様ですね。
実は本当におなかが空いているのではなくて、なんとなくおっぱいが足りてない気がして吸いたいという赤ちゃんも多いそうです。
赤ちゃんはお母さんのおっぱいを吸うだけで安心する生き物で、吸うことで安心感を与えるとピタッと泣き止むことも多いです。
原因②昼の脳への刺激が影響している
大人と違い、新生児や赤ちゃんの脳はまだまだ小さく発達していません。
生後半年くらいから脳は発達してくるんですが、その成長の変化に赤ちゃんがついていけなくなります。
お昼に受けた脳への刺激が睡眠中に消化しきれず、夜に短時間で目が覚めてしまうというケースは私もよく経験しました。
脳への刺激により無意識に起きてしまい、夜泣きにつながってしまうということがよくあります。
原因③精神的不安を抱えている
赤ちゃんは繊細で、隣にママがいないというだけでストレスを感じてしまいます。おっぱいも精神的不安と関連していて、卒乳時期に特に精神的不安は増えるのです。
また、暑い・うるさいといった環境面も赤ちゃんにとってストレスの原因になります。できるだけ赤ちゃんをリラックスさせてあげる工夫をし、ぐっすりと眠れる環境を整えることが必要です。
原因④生活リズムが不安定でリラックスできてない
赤ちゃんは生後4ヶ月くらいまでは一人で昼夜のリズムを作れません。
大人だったら眠くなったら少し昼寝をとるなどの方法で、自分でリズムを調整することができますよね。そのリズムの調整が赤ちゃんは自分でできず、そのためリラックスができません。
だんだんと成長と共に体内時計が整ってくるんですが、リズムが崩れている赤ちゃんはうまく眠れないことがストレスになり、夜泣きが始まることが多いです。
赤ちゃんは特にノンレム睡眠(浅い眠り)の割合が高いのが特徴なので、深い睡眠サイクルがうまく回らないとぐっすり眠れない状況になります。
生活リズムが乱れると起こる「眠りたいけど眠れない」という状態が大きなストレスを作り夜泣きを引き起こすといわれています。
赤ちゃんの夜泣きの対処方法7選
夜泣きの原因にたいして、具体的にどのように対策していけばいいのでしょうか。
先輩ママが実践していたり、夜泣きを経験した私の体験からオススメする7つの夜泣きの予防・対処方法を紹介いたします。
対処法①こまめにオムツを確認する
まずはオムツの確認をしておしっこやうんちをしていないかこまめに確認すること。
濡れてしまったオムツをはき続けることは大きなストレスになり、睡眠を妨げます。夜急に泣き出すとママも焦りますので、意外とオムツは見落としてしまうことも多いです。
- 赤ちゃんが起きて泣いたとき
- 寝る前
2つのタイミングでチェックを入れていきましょう。常にきれいなオムツに変えてあげるよう心がけると、夜泣きの予防にもなりオススメです。
対処法②おっぱいを飲ませる(ミルクを与える)
母乳やミルクを飲ませてあげることは1番効果的な対処方法です。ミルクの量が足りないときに皆さまがしている対策ですね。
でも実はお腹が空いているというより、おっぱいを吸いたいという赤ちゃんの欲求を満たす効果が高いそうです。
ママのおっぱいを吸うことで安心感を得て、眠りやすくなります。
対処法③赤ちゃんの生活リズムを意図的に作ってあげる
赤ちゃんは日中遊ばないとすぐ不安定な生活リズムになりがちですが、正しい生活リズムを作り夜起きないようにすることも効果的です。
赤ちゃんのリズムを作るコツ
- 日中、特に午前中は自分でおもちゃなどでもいいので遊ばせる
- 昼を食べたらお昼寝するなど、固定のサイクルをできるだけつくる
- 夜の授乳は多めにたっぷりする
- 変な時間に寝せないこと、早起きさせすぎないことを心がける
赤ちゃんは太陽の光でリズムを感じているので、時間のサイクルをあわせるよう意識をして調整していきましょう。
対処法④抱っこで安心感を与える
抱っこしてあげるだけでも、赤ちゃんを安心させるリラックス効果があります。
ママだけでなくパパが抱っこしても安心感を与えられるので、任せっきりにせずチャレンジしてみましょう。
ただ抱っこするだけではなく、縦抱っこや横抱っこも試してみるといいです。
または歩いてみたり、ちょっと揺らしてみたりするなど色々試すことで、すぐにピタッと泣き止む場合があります。
あやしても泣き止まないなら母乳や他の方法に切り替えましょう。いきなり母乳を与えるより、抱っこしてあげて様子を見てから母乳を与えたほうが、ミルクの飲みすぎも防げていいそうです。
対処法⑤室温や布団の温度にも気をくばる
寝る部屋や布団まわりの温度も上手に調整しましょう。赤ちゃんは体温が大人より高いので、その分汗をかいたりしやすいです。
赤ちゃんに最適な室温と湿度は以下の数字が目安になります。
- 室温:20~25℃
- 湿度:50-60%
温度計や湿度計を使うと調整がしやすいです。適正な温度には個人差も若干ありますので、汗の量が多ければ服を減らすなどして寝やすいように調整しましょう。
対処法⑥歌をうたってあげる
赤ちゃんの睡眠促進には歌を歌ってあげるのも効果があります。歌はリラックス効果があるので上手に使いましょう。
なるべくスローテンポで歌ってあげることを心掛けましょう。歌っていても泣いて暴れるかもしれませんが、そこでイライラせず数分は歌い続けてあげるとパタッと寝ることがあります。
長時間は目に良くないですが、数分程度なら泣き止ませ動画やスマホの音楽を使うのも効果的です。また、夜泣きしたときに使える夜泣き対策グッズもあります。
対処法⑦一度起こしてあげる
どの対処法を試しても全然寝ないというときに、無理に寝させることはストレスです。
そんなときはいったん寝かしつけはあきらめ一度起こしてあげて少しだけ遊んであげましょう。その方が睡眠には効果的な場合もあります。
何を試してもダメなときの最終手段ですが、手段として覚えておくといいです。
1度起きたら絵本を1冊読んでまた寝せてあげたりするといいでしょう。
夜泣き対策はパパも一緒に取り組むこと
「赤ちゃんが泣いてもどうせ何もできないし…」と思って、赤ちゃんが夜泣きしていても見ているだけというパパもいます。
でもこれは大きな間違いです。おっぱいが出せないというのはしょうがないですが、それ以外にも泣いたときにできることはあります。
そして、赤ちゃんの夜泣きを完璧に収めるのはママでも無理です。
たしかに一家の主である男性は、仕事が女性より忙しいケースが多いのでしょうがない部分もあります。ただ空いているときは休みの日はちゃんとママを助けてあげましょう。
抱っこしてあげたり、温度に気をつかってあげたり、悩むママを励ましてあげたりするとママも安心できます。
夜泣きには愛情をもって対応すること
ここまで夜泣きの対処方法や原因について解説してきましたが、夜泣きは赤ちゃん側もつらいということを忘れてはいけません。
赤ちゃんにも感情はありますが表現ができないだけで、ママとパパを頼りに泣くことしかできないのです。
夜遅い時間に何回も起こされるのはストレスが溜まると思いますが、愛情をもって夜泣きの対処をしてあげること。
ママが一人で無理なら、パパや周りの人に相談してうまく乗り切っていきましょう!