子供が生まれてからというものの、夫婦喧嘩が多くて悩んでいませんか?
最近はコロナの影響でリモートでの仕事も増え、夫婦で一緒にいる時間が増えてますよね。なので、さらに夫婦喧嘩は増えている傾向にあります。
喧嘩をすることで夫婦がわかりあえることもあるかもしれませんが、子育て家庭の場合は話が別です。子供の前で喧嘩をしてしまうことで、子供の将来に悪影響を与えることがあるので注意するべきです。
夫婦喧嘩が子供に与える影響と、喧嘩をしないために気をつけたいことをまとめました。
夫婦喧嘩が子供に与える影響
夫婦喧嘩をなくすためにはそのリスクを把握することが大事です。
ただ、夫婦喧嘩を子供の前ですることによるメリットは何一つないということを二人で自覚することが大事です。
具体的に子供にどんな悪影響を与えるのか3つピックアップしてお伝えしています。
恐怖心を感じてしまう
両親が喧嘩をすることで子供の心には恐怖心が残ります。喧嘩を見たくなくて離れても、大好きな両親が怒鳴り合っている声だけでも充分恐怖です。
怒鳴り合う喧嘩が終わったとしても、ろくに会話もせずギスギスした両親をみるのは単純に辛いものですよね。
その恐怖はすぐには消えず、同じ喧嘩を繰り返されることで恐怖は増してしまい、ビクビク怯えた性格になってしまうこともあります。
自分を責めてしまう
子供は恐怖を感じると同時に、「自分が喧嘩の原因なんだ」と自分を肯定できなくなってしまう傾向があります。
喧嘩の原因が自分じゃなくても、自分が喧嘩の原因だと責めてしまい、自己肯定ができない大人になってしまいます。
今喧嘩をしているご両親も、幼いころの両親の喧嘩などは記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
喧嘩をすることで恐怖や自責の念が残り、将来にも深いキズを残してしまうともいえるのです。
心理的ストレスで障害が起こる
喧嘩を目撃することで心理的ストレスとなり、心や体に障害が起こる場合もあります。
先程お伝えした通り、ビクビクしてしまう性格に寄っていったり、イライラしやすい性格になったりします。
あとは「頭痛」「多動症」「コミュニケーションの障害」などの原因になる事例が報告されているそうです。
夫婦喧嘩の連続は、子供にトラウマを与え多くの悪影響を引き起こしてしまうといえるでしょう。
なぜ夫婦喧嘩は起きるのか
なぜ夫婦喧嘩が起きるのかというと、会話やコミュニケーションの不足によるものです。
生活感の違いや子育ての意見の違いなど、さまざまな違いを本来会話やコミュニケーションで解決すべきですが、そのための小ミュウニケーションが不足すると不満ばかりがたまり喧嘩の原因になります。
また、子供は可愛いですがその分子育ては大変ですし、親もしっかりしなきゃいけないという意識のあまり力が入ってしまいます。なので子供が生まれると夫婦2人だけのときよりストレスが溜まりやすいともいえます。
お互い仕事をしている共働き家庭だと特に夫婦の会話も少なく、気づいたら不満がたまり喧嘩という状態になります。
夫婦喧嘩をしないための対策
夫婦喧嘩をしないための対策について、いくつか実際に体験もしたポイントをまとめています。
かわいい子供に悪影響を与えないよう、ちゃんと気持ちのうえで喧嘩をしないように心がけることが一番大事です。子供に悪影響を与えないため、具体的に対策するべきポイントを解説しています。
日頃からコミュニケーションをとる
一番の原因はコミュニケーション不足です。日頃から子供のことや家庭のことはしっかり夫婦間でコミュニケーションをとり話し合うようにしましょう。
お互いが同じ認識でいれば、意見の相違で喧嘩をすることは少なくなります。たとえば、決めた日にちゃんと一緒に寝るようにするなど話し合いの機会も意図的に作るといいでしょう。
コミュニケーションが不足しないように、疲れていてもちゃんとパートナーと話をすることが大切です。
冷静に相手の言い分を聞く
言い合いになると、自分の言い分ばかりを相手に押し付けてしまいがちです。なので相手の言い分をしっかり聞きましょう。
喧嘩の原因はそのときによってさまざまです。子供のことだったり、夫婦生活のことだったりするかもしれません。
自分が絶対に正しいことを主張しているとは限らないので、否定されてもまず深呼吸をし、相手の言い分を聞いて冷静に考えるべきです。
「実際は相手の言い分のほうが正しかった」ということも多いので、ヒートアップせず話を聞いてみましょう。
そうすることで、無駄な大喧嘩への発展を防ぐことができます。
相手の立場を理解し感謝すること
相手の立場を理解し感謝することも忘れないようにしましょう。
たとえばご主人だけが働いている専業主婦のご家庭の場合、ご主人としては「自分が働いているんだから偉い」という気持ちになりがちです。でも、実際に気持ちよく働けているのは誰のおかげなのかも考えましょう。
お弁当を作ってくれたり、着替えを用意してくれたりしているのはきっと奥様のおかげだと思います。
逆に奥様の立場から考えても同じです。同じ条件の場合だとしたら、相手は家族のために働いてくれているという感謝は忘れないようにしましょう。
お互いを思いやり、尊重しあうことで絶対に喧嘩は減ると思います。
男性は女性の産後の変化を知ることも大切
PMS月経前症候群という病気や、産後クライシスという症状により、女性は不安定になるということも知るべきです。
女性は子供を産むと、それまでと比べて気持ちや体調がかなり不安定になります。ホルモンバランスが崩れ、本来抑えられていた感情が抑えられなくなるのです。
そのため少しいつもしていることと違うことをされると、急に感情的になったりもします。
なのでまだお子さまが小さいうちは、ご主人は奥様をささえるという気持ちをもって接してあげるようにしたほうがいいです。
子供の前では喧嘩をしない
どんなにイライラしても子供の前で喧嘩をしないということは、夫婦で鉄のルールとして決めたほうがいいです。
どうしても言いたいことがあるなら子供が保育園や幼稚園に行っている間、もしくはお昼寝をしている間などに限定しましょう。
突発的に言いたいことがあっても子供の前では親は感情を抑えるべきです。
子供のことを考えて上手に感情をコントロールしよう
夫婦喧嘩の子供への悪影響や、夫婦ケンカの理由・喧嘩をしないための対策についてお伝えさせていただきました。
もちろん家庭により差はあり、これらを実践するとすべての夫婦喧嘩がなくなるというわけではありません。ですが意識して取り組めばきっと、今までより大きく喧嘩の回数は減ると思います。特に子供への悪影響を考えれば、喧嘩をしたくない気持ちになるのは難しくないと思います。
ちゃんとパートナーを思いやりつつ、感情を抑制し生活していくことが子供に喧嘩で悪影響をもたらすことのない円満家庭への近道です。