2歳半のこどもについて発達の目安とイヤイヤ期の対処法を紹介しています!
子育てをしていてやっぱり気になるのが、他の子と比べて成長が早いの?遅いの?ということですよね。
あまり気にしすぎてもしょうがない…とは思いつつも、やっぱり目安は知っておきたいというママのほうが多いと思います。
2歳といえば自我が芽生える成長の時期ですが、同時にイヤイヤ期が本格化する時期でもあります。
2歳半ごろの言葉・体の成長発達目安と、イヤイヤ期対策について知っておきましょう。
2歳半の言葉・体の発達の目安
2歳半がどれくらい成長していると平均的なのか、目安を紹介しています。
ただあくまで目安で個人差はあります。達していないから病気というわけではありませんので、あくまで目安ととらえましょう。
2歳半の言葉の発達目安
2歳半の言葉の発達目安として、徐々に会話の応答ができるようになってくるという特徴があります。
今まではお気に入りの単語などをいうだけで、あまり文章を作る能力がなかった子も多いと思います。
一般的に2歳半ごろからは、徐々に3語以上の簡単な文章としての言葉を発するようになってきますので、これを目安としましょう。
たとえば「〇〇(自分の名前)ね、これすき」などの、自分の気持ちや要望を伝えることが徐々に出来るようになってくるのです。
そういった成長があるので、ママやパパも今まで以上に子どもとのコミュニケーションが楽しくなってくる時期でもあります。
今まで滑舌が悪く舌足らずだった喋り方も、顎や舌などの口の機能の発達によりハッキリとした発話が可能になり、聞き取りやすくなってきます。
2歳半の体(身長・体重)の発達目安
2歳半になると平均的な体重も男子で13kg、女子で12kgほどに成長してきます。
危なっかしいところもあるものの走ることも可能なほど運動能力が発達してきます。
物を掴んだり投げる遊びなど、大まかな体の動きはかなり自由にできます。
一方でまだ指先の繊細な動きなどは難しく、お箸を扱う事などはまだできない子が多いでしょう。
かなり力は強くなっており、物を壊してしまったりすることが増えてくる時期でもありますので、事故などには気をつけてください。
力はあるのに少し不器用で活発ということでケガをしやすいので今まで以上にママ・パパの注意が必要です。
2歳半の心の発達
心が発達すれば、伴ってもちろん行動や考え方も変わってきます。
行動・習慣・思考力の発達についても紹介します。
2歳半の行動や習慣の発達
今まではすべてお世話されていた子供も、徐々に親を観察しながら日常的なルーチンを覚え、毎日を一定のリズムに沿って生活できるようになってきます。
朝ごはんやお昼寝、歯磨きやお風呂、夜の就寝なども、もちろん親がそばについてあげる必要はあります。
でも基本的には手助けの必要なシーンはかなり少なく、自分で自分のことをできるようになっていきます。
特に寝る時間と起きる時間が一定になってくるのは、子供の成長に大きく関わる部分です。
起床と就寝の習慣がうまく身についていない場合は意識して整えてあげる必要があります。
2歳半の自我や思考力の発達
今までは親に従うだけだった子供も、徐々に自我が芽生えて自分の好みをハッキリと主張するようになったり、親の言うことに反発をするようになります。
成長の早い子であれば2歳半もしくはその前からすでにイヤイヤ期に入ってきます。
イヤイヤ期に親の言うことに反発したり、不機嫌になって物に当たる、大声で泣き出して場合によっては悪口を言ってくる場合もあります。
多くのママ・パパを悩ませるイヤイヤ期ですが、子供が徐々に自我を発達させていった結果なので、成長の証の一つとしてみることができます。
2歳のイヤイヤ期の知識と対処
2歳児は魔の2歳児と呼ばれていますが、それはやっぱりイヤイヤ期が関係しています。
ママやパパが避けて通れない、イヤイヤ期の知識・対処法も紹介します。
イヤイヤ期の捉え方
イヤイヤ期に入ると中には落ち込んでしまうケースも少なくありませんが、子どもは親を憎く思って計画的に反発を行っているわけではありません。
脳が発達すると、好きな物と嫌いな物が徐々にハッキリしてきます。今まで好きか嫌いかもわからず受け入れていたものを、嫌いだから拒絶するという新しい行動に移れるようになるのです。
また、中には「イヤと言うことで親が今までと違う反応をしてくる」ことに興味を持ってしまう子などもいます。
こどもは好き嫌いがはっきりした事で生まれてしまった拒絶心を自分で制御することができません。
その気持ちを解消したくて親を頼る形で、親にぶつけてしまうという側面もあります。
どんなに子供がイヤイヤ期に入ったとしても、それは子どもの心が発達する上で制御が効かなくなっているだけで、親のことは変わらず大好きなまま。
頼っているからこそ親に感情を吐き出してしまっているということは頭の片隅に入れておきましょう。
イヤイヤ期の対処法
特に重要なのが、面倒に感じても毎回ちゃんと子供の主張を聞いて考えてあげるということ、そして子供のすることを単純に否定をしないということです。
2歳の子供は色々なことに疑問を感じて聞いてきたり、また色々なことを変えたくてわがままを言うようになります。
それに対し「またか」と思ってしまうことは仕方ないです。ただその態度を子供は敏感に感じ取って余計に反発を強めてしまいます。
子どもが「これいや!」と言った場合は、「どんな所がイヤ?」や、「こうしたら大丈夫にならない?」などの提案をしながら、子どもとちゃんと対話をしてみましょう。
子どもは「なぜ自分がコレを嫌だと感じたのか」ということに自問自答することがまだできません。
そこを親が「なぜ?」と訊ねながら一緒に考えることで、子供が自分の気持ちを理解する道標を作ることができるのです。
当然まだ発達途中なので完全な答えを見つけられないかもしれませんし、答えが見つからないときもあるかもしれません。
でも子供は親と一緒に考えることに集中したり、親が自分と一緒に考えて構ってくれることに安心感を感じますし、喧嘩をしてしまうよりもずっと様々な気づきを得られるようになるでしょう。
そして否定をしすぎないことも大事です。
たとえば車道に出ようとしたときに「だめ!」というのではなく、「車道は車が通るから危ないんだよ」と、その行為がダメな理由もキチンと添えてあげましょう。
そうすれば子どもは自己否定をすることなく、やがてちゃんと理解してくれるのです。
イヤイヤ期はちゃんとこどもに寄り添うこと
2歳半の子どもはまだまだ親の手が必要な時期ですが、その反面スピードをもって成長していきます。
もちろんイヤイヤ期は手がかかりますが、成長の証なのでちゃんと愛情をもって接するようにしてあげましょう。