夜泣き対策

1歳半くらいの夜泣きは何が原因?夜泣きを改善する方法はある?

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1歳半の赤ちゃんの「夜泣きの再発」や「激しい夜泣き」について、原因と対策方法を紹介しています。

1歳を過ぎて一度落ち着いた夜泣きが、1歳半頃になって再発・悪化するケースは珍しくありません。

この時期の夜泣きは、新生児期とは異なる原因があることが多く、体力もついて泣き声も大きくなるため、親御さんにとっても精神的・体力的に大きな負担となります。

「いつまで続くのか」「育て方に問題があるのではないか」と不安になる方も多いですが、これは多くの子供に見られる成長過程の一つです。

今回は、1歳半特有の夜泣きの原因と、効果的な対策についてまとめました。

こんな方におすすめ

  • 一度落ち着いていた夜泣きが1歳半で再発した
  • 「夜驚症(やきょうしょう)」と夜泣きの違いを知りたい
  • 1歳半の子どもに効果的な生活リズムの整え方が知りたい

「1歳半の夜泣き」は脳の急成長が関係

一般的に夜泣きは1歳前後で落ち着くと言われていますが、1歳半頃に再び夜泣きが始まることがあります。

この時期は言葉の理解が進み、自我が芽生え(イヤイヤ期)、歩行が安定するなど、脳と体が爆発的に成長する時期です。

昼間に経験した大量の刺激や情報を、睡眠中に脳が整理しきれずにショートしてしまう状態、いわゆる「知恵熱」のような現象が夜泣きとして現れると考えられています。

病気や異常ではなく、健全な成長の証でもあるため、過度に心配する必要はありません。

1歳半特有の夜泣きの主な原因

女性のイメージ

0歳の頃の生理的(空腹・オムツ)な要因に加え、1歳半では以下のような成長に伴う要因が複雑に関わってきます。

1. 記憶の整理と夢

記憶力が発達し、昼間の出来事を鮮明に記憶できるようになります。楽しい記憶だけでなく、怖かったことや嫌だったことも夢に見るようになり、不安で泣き出すことがあります。

2. 運動量とお昼寝のバランス

体力がつき、お昼寝が1回に移行する過渡期です。
「昼寝が長すぎて夜眠くない」または「昼寝が足りず、疲れすぎて興奮している」というアンバランスさが、睡眠の質を低下させます。

3. 奥歯の萌出(歯ぐずり)

1歳半頃は奥歯が生え始める時期です。歯茎のむず痒さや痛みが不快感となり、眠りが浅くなったタイミングで泣いてしまうことがあります。

4. 入眠時の習慣への執着

「抱っこ」「添い乳」などで寝かしつけをしている場合、夜中に目が覚めた際にも同じ条件でないと再入眠できないことがあります。自我が強くなる時期のため、より強く要求する傾向があります。

「夜泣き」と「夜驚症(やきょうしょう)」の違い

1歳半~2歳頃から見られる症状に「夜驚症(やきょうしょう)」があります。夜泣きとは対応が異なるため、見極めが重要です。

項目一般的な夜泣き夜驚症
様子ママやパパを求めて泣く突然叫ぶ、暴れる、視線が合わない
対応あやすと落ち着くことがあるなだめても反応しない・悪化する
翌朝覚えていることもある覚えていない

夜驚症の場合、脳の一部だけが覚醒している状態です。無理に起こそうとせず、怪我をしないように見守ることが推奨されています。多くは成長とともに自然に消失します。

1歳半からの夜泣き対策:生活リズムと「脳の満足度」

1歳半の夜泣き対策には、生活リズムの調整だけでなく、日中の過ごし方(遊びの質)も大きく影響します。

昼寝と就寝時間のコントロール

見直すべきポイント

  • お昼寝の時間管理: 15時までには切り上げ、夜の睡眠圧を高める
  • 起床時間の固定: 夜遅く寝ても、朝は7時までに起こし体内時計をリセットする

昼間の「知育遊び」で脳を満足させる

意外と見落としがちなのが、「脳が退屈して泣いている」ケースです。

1歳半は指先が器用になり、知能が急速に発達する時期です。
ただ体を動かすだけでなく、パズルや積み木、音の出るおもちゃなどで「頭を使った遊び」を十分にさせてあげると、程よい脳の疲労感から、夜ぐっすり眠れるようになることがあります。

「最近、おもちゃに飽きているかも?」「今の月齢に合った遊びができていないかも?」と感じる場合は、環境を見直してみるのも一つの有効な夜泣き対策です。

月齢にピッタリ合ったおもちゃや絵本が毎月届く「こどもちゃれんじ」などの幼児教材を利用することで、日中の活動の質が上がり、結果的に夜泣きが落ち着いたという声も少なくありません。

断乳・卒乳と夜泣きの関係

「夜間断乳をすれば朝まで寝る」という説は、多くのケースで有効です。

夜中に目が覚めた際、「おっぱい=再入眠のスイッチ」となっている場合、その習慣をなくすことで自力で再入眠できる(セルフねんね)ようになるからです。

ただし、卒乳は親子のタイミングが重要です。必ずしも卒乳しなければならないわけではありません。

無理に進めて双方がストレスになる場合は、時期を見送る、あるいはパパが寝かしつけを担当するなど、別の方法を検討するのも一つの手段です。

ストレスを溜めないために

1歳半の夜泣きは声も大きく、暴れることもあり、親のストレスは想像以上です。

イライラして怒鳴ってしまうことは、誰にでも起こりうることですが、子供に恐怖心を与えてしまうため逆効果になることもあります。

感情が爆発しそうな時は、安全を確保した上で別室へ移動し、数分間距離を置くなどしてクールダウンを行いましょう。

夫婦での協力体制が不可欠

この時期の夜泣き対応を母親一人で担うのは困難です。

  • 週末の夜はパパが担当する
  • 入眠儀式(絵本など)を分担する
  • 暴れる場合は力の強いパパが対応する

このように役割を分担し、母親の休息時間を確保することも立派な夜泣き対策です。
家庭内での解決が難しい場合は、地域の保健センターや専門機関への相談も検討してください。

夜泣きは子供の成長過程で起こる一時的なものです。適切な対策と周囲の協力を得ながら、この時期を乗り越えていきましょう。

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こどらぶ管理人

2児の父です。保育士の妻と一緒にかわいい2人の息子を育ててます! 子育て知識については本や妻の話などで日々勉強しアップデートしています。ご興味があれば管理人プロフィールページやTwitterもご確認ください。 ブックマークやシェアなどしていただけると嬉しいです。

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