胎教を始めるべき時期・メリット・そして効果的な胎教の方法を3つ紹介しています!
胎教は科学的に絶対の効果が証明されているわけではありませんが、胎教は将来の脳の発達に好影響をもたらすという専門家の意見もあります。
将来を考えたら、早いうちから赤ちゃんに教育をしてあげたいと思うママも多いですよね。
その最たるものがお腹の中にいる赤ちゃんに対しておこなう胎教ですが、実は胎教はママに対して行うという意味も込められています。
妊娠中のママの参考になる胎教の知識についてまとめました。
こんな方にオススメ
- 胎教のやり方がわからない
- 胎教を始めるべき最適な時期が知りたい
- 胎教の効果が知りたい
胎教って何?言葉の意味や定義
胎教という言葉は多くの方が知っていると思いますが、その意味についてはあまり正確に気にしていない方も多いです。
胎教とはそのまま「胎児に対する教育」という意味に捉える方が多いのですが、捉え方はそれだけではありません。
ほとんどの場合は次の2つのケースで捉えられます。
- お腹の中にいる赤ちゃんの聴覚や記憶・脳に刺激を与えること
- 妊婦の気分・体調を安定させることでお腹の中の赤ちゃんに良い影響を与えること
どちらかというと後者の「妊婦がリラックスした状態で過ごすことで、赤ちゃんに対して良い影響を与える」という解釈が多いです。
ですが、従来も赤ちゃんではなくママを対象として行われてきた歴史があり、赤ちゃんに対してというよりもママの妊婦生活を豊かにするという意味で捉えられています。
胎教を始めるべき時期はいつがいい?
基本的に胎教をするかどうかという判断は妊婦の自由なので、始める時期も妊婦によって変わるでしょう。
ではいつ始めるのがベストなのでしょうか。
多くのママの場合、妊娠から15週までの間はつわりなどがあり、胎教をするほど余裕がある方は多くありません。
妊娠18週を過ぎるとつわりも収まり、お腹の中で赤ちゃんが動き始める胎動を感じられるようにもなります。
そのため、胎教を始めるなら妊娠18週目以降で胎動を感じられるようになってからがオススメです。
赤ちゃんの育児に対するモチベーションをアップするという意味でもいいタイミングになるでしょう。
簡単にできる!ママにオススメの胎教方法
胎教をするうえで重要なのは、妊婦が穏やかでストレスを感じないようマタニティライフを送れているかどうかでしょう。
もちろん赤ちゃんの教育の側面はあるので、音楽や絵本などを用いてお腹の中の赤ちゃんを早期教育しようと張り切ることもあります。
でも早期教育を意識し過ぎるがあまり、妊婦の食生活や睡眠時間などのライフスタイルが乱れてしまってはいけません。
胎児の健康は母親となる妊婦の健康によって大きく左右されるので、「我が子のためにも健康的でいよう」という心構えが胎教をする上で大切になります。
胎教の方法をいくつかご紹介させていただきますので参考にしてください。
音楽を聞かせてあげる
胎教の中でも代表的なのが、CDやDVD、もしくはスマホなどで音楽を聞かせるというもの。
有名なところでいえばクラシックです。たとえばモーツァルトやバッハなど、過去のクラシックの名曲を流すとお腹の中の赤ちゃんに良い影響を与えるとされていますよね。
クラシックに限らずですが、音楽は胎児の脳も刺激できますし、実はこの音楽を聞く行為は胎児だけではなく妊婦のことも考えた胎教の一つです。
妊娠中や産後に気分が落ち込んだり、漠然とした不安を感じたりするマタニティブルーの症状を経験する方は少なくありません。
マタニティブルーの原因はライフスタイルの変化や育児へのプレッシャーだとされているので、それを解消するためにも音楽を聞いてリラックスすることが重要。
胎教に使う音楽を選ぶ際には、お腹の中の赤ちゃんに聞かせるというより、自分が好きな曲や聞いてリラックスできる曲を選ぶのもいいですね。
胎教にオススメの音楽教材
絵本の読み聞かせ
音楽を使った胎教以外には、ポピュラーな胎教の一つとして絵本の読み聞かせも挙げられます。
読み聞かせは胎児の文才や聞き取り能力を育てるというよりも、母親が読書の時間を作ることが主な目的だといえます。普段から読書をしないという方も少なくありませんが、そのような方であっても絵本なら手軽に読むことが可能です。
絵本には面白い内容のものも多いため、あまり活発に動けず、暇に感じる時間が多い妊娠中の娯楽として適しています。
ストレスを感じているときでも、ゆっくりと本を声に出して読むことで、気持ちを落ち着かせられることがあります。
絵本を上手に読むコツ
マタニティヨガ
マタニティヨガというのも胎教の一つの手段です。
激しい運動はあまり推奨していない医師も多いですが、有酸素運動であるヨガは妊娠中でも可能です。
リラックス効果だけでなく、一緒にいろんな妊婦への効果も得られるとされています。
マタニティヨガの効果の例
- 腰痛やむくみの解消
- 血行の良化
- 呼吸にの練習
注意点としては、必ず安定期に入ってからはじめることは守ってください。それより以前だと危険です。
運動効果と一緒に精神も集中できるので、ストレス軽減という面でみても効果的です。
胎教をする際の注意点
胎教をおこなう際には注意点もあります。
早期教育を目的として、ヘッドホンをお腹に当てて音楽を聞かせようとしたり、普段は読まないような難しい本の読み聞かせをしたりするのはあまりよくないです。
ヘッドホンなどで聞かせようとすると、肝心の妊婦はその音楽を聞けないため、音楽を聞くことによるリラックス効果などを得られません。
また、普段は読まないジャンルの本を読み聞かせる際には、妊婦がその本を面白いと感じられないと却ってストレスになるケースもあります。
行動により多くの幸福感が得られることもあるので、絶対に間違った胎教というわけではありませんが、覚えておくといいでしょう。
胎教のメリット
胎教のメリットを改めて2つお伝えさせていただきます。
①子どもの感性を豊かにできる
胎教をすることで赤ちゃんの感性は豊かになるという意見があります。
胎教により赤ちゃんの感性が豊かになったり、言葉が早くなったと感じているママも多いです。
こどもの脳を胎児のうちから刺激してあげることは、決してマイナスになることではありません。
積極的に取り組み、感性豊かな成長につなげてあげるといいでしょう。
②ママの状態を整えられる
胎教をする一番の目的でもありますが、ママがリラックスし、ストレスなく生活を送りやすくなります。
ちゃんとリラックスできれば、お子さまを健康に産めるだけではなく切迫早産などの可能性を下げることにもなります。
③育児の事前練習になる
もう一つメリットとして挙げられるのが出産後の育児のシミュレーション=練習になるということ。
例えば、妊娠中に多くの家事をこなしていて忙しかったり、仕事を続けていたりすると胎教の時間を取ることが難しくなります。
胎教の時間が取れないということは、出産後も余裕を持った育児ができない可能性が高く、生まれてきた子どもにとっても良くない教育環境になってしまうことが考えられます。
生まれてきた子どもを愛しているなら、一緒の時間を過ごしてできるだけ多くの知識や価値観に触れて、豊かな大人に育ってほしいと思う方も多いでしょう。
音楽を聞かせたり、絵本の読み聞かせをしたりという胎教は、出産後も子どもの成長に良い影響を与える可能性があります。
本格的に始める前の育児の練習として、まずは胎教を始めるのも良いかもしれません。
胎教はパパも協力してすること
胎教はママだけでなく、パパの協力も大事です。
お仕事で忙しい場合もありますが、音楽を聞かせたり、ママをリラックスさせてあげることはパパもできます。
特に妊娠中はどうしてもママの負担が大きいので、しっかりと二人で支え合うようにしましょう。
どうしてもパパが難しければ、周りの方に助けを求めて行うのも一つの手です。
ここで紹介した方法で、今日からちょっとづつでも取り組んでみてはいかがでしょうか?