
学資保険はいらないんじゃない?と疑問に思っているママやパパ向けに、学資保険の必要性やメリット・デメリットを解説しています。
具体的に最新の制度改正(新NISA、児童手当拡充)を踏まえて徹底解説します。
子育てで一番リアルな問題が「お金の問題」ですよね。
ちいさな子どもが大学を卒業するまでには、親は平均で1,500万以上の金額を補填しなくてはなりません。
この教育資金の準備のため、学資保険の加入を検討する方は多いでしょう。
しかし、「返戻率が低い」「インフレに弱い」「NISAの方が効率的」といった「学資保険不要論」も強く主張されています!
今回は、保険の専門知識に加え、新NISAや貯金といったライバル手段との比較を深掘りし、学資保険を「確実に貯めたい派」と「効率よく増やしたい派」のどちらが選ぶべきかを明確に解説します。

こんなママやパパにおすすめ
- 学資保険に加入しようか新NISAで運用しようか迷っている
- 学資保険の返戻率の低さやインフレリスクについて疑問を持っている
- 学資保険の選び方、向いている人/向いていない人を明確に知りたい
学資保険とは?最新の制度改正との関係

学資保険の必要性について解説する前に、学資保険とはどんな保険なのか知っておかないといけません。
まずは学資保険の概要・目的をわかりやすくまとめました。
学資保険ってどんな保険なの?
学資保険は一言でいうと将来の教育資金を用意するための貯蓄型保険です。
最近は子育て支援制度が拡充されましたが、大学の教育費・養育費までを考えると自己資金での準備は不可欠です。
最新の子育て支援制度
- 児童手当制度の拡充(2024年10月~):支給対象が高校生年代(18歳到達後の最初の3月31日まで)に延長され、第3子以降の手当額も増額されました。これにより、児童手当をすべて貯蓄した場合の総額は約200万円程度になります。
- 幼保無償化
- 高等学校等就学支援金制度:公立高校の授業料相当額の支援、私立高校の授業料実質無償化(所得制限あり)。
学資保険は、毎月一定の保険料(掛け金)を支払うことで、将来子供が成長したタイミングで進学準備金や満期学資金を受け取ることができます。

学資保険の加入目的は「備え」と「強制力」
学資保険の目的は、教育費用の備えのほか、「貯金への強制力」にあります。
- ついつい余裕があったから外食に使ってしまう
- 小さい子供が可愛くて不要なものを買ってしまう
このような「貯金崩し」を防ぎ、直前になって慌てないよう計画的に教育費用に備えることが可能です。
貯金に自信がない方にとって、毎月自動的に引き落とされ、途中で引き出しにくい(=解約で損をする)という強制力は最大のメリットになります。
学資保険「いらない」と言われる3つの大きな理由(懐疑派への説明)
なぜ「学資保険はいらない」とまで言われるのか。それは主に、他の貯蓄・運用手段と比較した際の以下の3つのデメリットが大きいためです。
学資保険を怪しんでいる方は、これらの点を深く理解する必要があります。
1. 低すぎる返戻率と致命的なインフレリスク
学資保険は「払い込んだ保険料よりも多くの金額を受け取れる」というメリットがあります。
現在の低金利時代において、その返戻率は103%~107%程度が一般的です。
- インフレリスクとは
学資保険は、契約時に将来受け取る金額が固定されます。
しかし、日本や世界では物価が上昇するインフレが進んでおり、18年後に受け取る「200万円」の価値が、今より下がっている可能性があります。
お金を増やすどころか、実質的な価値が目減りするリスクこそが、学資保険不要論の最も大きな根拠です。
2. 圧倒的な資金効率の悪さ(機会費用)
学資保険で10年間かけて数パーセントの利益を得る間に、新NISAなどで運用すれば、はるかに高いリターン(年率3~7%程度)を得られる可能性があります。
- お金を「増やす」ことを目的にするなら、学資保険の「確実性」は「増やす効率」の悪さとなり、機会損失(チャンスロス)と見なされます。
3. 途中解約による元本割れリスクと柔軟性のなさ
学資保険は、一度契約した後、満期まで続けることが大前提です。
途中で急にお金が必要になり解約した場合、多くは元本割れし、大きな損失となります。
一方、新NISAや貯金は、いつでも必要な時に引き出すことが可能です。
子育て中の急な出費や、予期せぬライフプランの変更に対応できない流動性の低さは、大きなデメリットです。
学資保険・貯金・新NISAを徹底比較!メリット・デメリットの整理

学資保険を検討する上で、ライバルとなる「銀行預金(貯金)」と、資産形成の王道である「新NISA」と比較し、それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう。
教育資金準備方法の比較表(メリット・デメリットの整理)
| 項目 | 学資保険 | 銀行預金(貯金) | 新NISA(つみたて投資枠) |
|---|---|---|---|
| 目的 | 計画的な教育資金の確保と万一の保障 | 資金の確保、流動性の確保 | 効率的な資産形成(インフレ対策) |
| リスク | ほぼ元本保証(ただし途中解約で元本割れ) | 元本保証 | 価格変動リスクあり(元本割れの可能性) |
| リターン(増加率) | 低い(返戻率103%〜107%程度) | 非常に低い(ほぼゼロ) | 高いリターンが期待できる |
| 流動性(引き出しやすさ) | 低い(途中解約は元本割れリスク) | 高い(いつでも引き出し可能) | 高い(いつでも売却・引き出し可能) |
| 税制優遇 | 生命保険料控除の対象 | なし | 運用益が非課税(利益に税金がかからない) |
| 規律性 | 高い(自動引き落とし、強制力がある) | 低い(自己管理が必要) | 中~高(自動積立は可能だが、引き出し自由) |
| 万一の保障 | 契約者死亡時の保険料払込免除特約あり | なし | なし |
学資保険のメリット(貯金・NISAとの違い)
学資保険のメリット
- 契約者である親が亡くなった場合でも保険は続く(最大のメリット):この「保険料払込免除」特約は、貯金やNISAにはない、学資保険最大の強みであり、教育資金を「保険として守る」という目的を果たすものです。
- 高い規律性(強制貯蓄):毎月の固定費として計算しやすく、途中解約で損をするため、計画的な貯蓄が苦手な方でも確実に目標額を貯められます。
- 税制優遇(生命保険料控除):払い込んだ保険料の一部が所得控除の対象となり、節税効果が得られます。
新NISAのメリット(学資保険との対比)
新NISAのメリット
- 運用益が非課税:通常約20%かかる利益への税金がゼロになるため、高い利回りを実現しやすく、学資保険よりはるかに効率的です。
- インフレ対策になる:長期的に資産価格はインフレと共に上昇する傾向があるため、実質的な資産価値を守りながら増やせます。
- 柔軟性が高い:必要な時にいつでも売却・引き出しができ、教育資金以外の用途にも使えます。
学資保険が必要な方・不要な方の例(明確な区別)
学資保険が必要な方と、不要な方の区別は、「リスク許容度」と「自己規律」にあります。
学資保険が「必要な方」・向いている方
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 確実性重視 | 「教育資金だけは絶対に元本を割らずに確保したい」と考える方 |
| 強制貯蓄が必要 | 毎月の貯金が苦手で、強制的な積立がないと使ってしまう方 |
| 万一の保障が最優先 | 契約者(親)に万が一のことがあった場合でも、確実にお金を残したい方 |
| 投資未経験 | 投資の知識や経験がなく、リスクを取りたくない方 |
- 子どもの将来の教育費・養育費に不安のある方
- 毎月の貯金が苦手・自信のない方
- 子どものために一度加入したら極力解約はしないという意思のある方
学資保険が「不要な方」・新NISAが向いている方
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 資金効率重視 | 「教育資金を少しでも多く増やしたい」「インフレ対策をしたい」と考える方 |
| 自己規律がある | NISAで貯めたお金を教育費が必要な時まで使わない自己規律がある方 |
| 投資経験・知識 | 投資について学び、商品選びや売却タイミングを自分で判断できる方 |
| 医療保障が十分 | 医療特約に頼らず、別途十分な医療保障に加入している方 |
- すでに教育資金の目途がついている方
- 毎月貯金ができ、しっかりと資金運用などで将来の費用の用意ができる方
- 投資目的の方
最強の選択肢は「学資保険と新NISAの併用」
結論、どちらか一つに決める必要はありません。
確実性を求める学資保険で必要最低限の教育費(例えば高校入学資金)を確保しつつ、新NISAでインフレ対策とプラスαの資金(大学入学金や留学費用など)を狙う「併用」という方法があります。
併用は、最もリスク分散された賢い方法として、最近では推奨されています。
学資保険に入るならタイミングは早めがオススメ

学資保険に入るのであればタイミングは早い方が確実にメリットがあります。
- 小さいうちに加入した方が返戻し率は高い
- 加入年齢の制限がある
この2点のメリットがあるからです。

コンサルタントの方にも現状は4割以上の方が0歳のときに加入しているといわれました。
もちろん保障の内容はちゃんと見て比べたうえで早めに加入すべきでしょう。
学資保険は必要性は家庭で異なるのでライフプランに合わせて

学資保険の必要性、つまり貯金や新NISAと比べてどれがいいかという判断は家庭ごとに異なります。
かわいい子どもの将来のことですから、真剣に検討しましょう。
入ることを検討するなら多くの方は学資保険のサービスについてそこまで詳しくないと思うので、やはりプロに話を聞いた方がいいです。
以下の学資保険専門サイトプレミアは、いろんな学資保険を比較しながら無料相談してくれるので多くの方が利用しているサービスです。